2022年秋天体観測は、見どころ満載!木星、土星、火星、アンドロメダ いつ見える?見える方向は?(12月10日更新)
今年の秋の夜空は、見どころがたくさんあります。シマシマのある木星、土星の環、神秘の火星が楽しめます。アンドロメダ大銀河、最も美しいプレアデス星団(スバル)、二重星団等。九十九里星空の宿夕凪の天体望遠鏡で楽しめます。ご宿泊の方には、無料で天体観測体験をご提供中です。東京から車でわずか1時間。
目次
2023年の火星、木星、土星等の見える時期の情報はこちら・・・
情報を更新しました。2023年の情報は、こちらをご覧ください。
土星
10月の土星は、旬は少し過ぎましたが、まだまだ楽しめます。天体望遠鏡で眺めると、環がとても良く見えてとても神秘的な姿を見せてくれます。
見える方向
2022年10月20時頃の土星は、丁度南の方向に見えます。高度は、40度くらいです。まだまだ周りに明るい星がないので、比較的容易に見つけることができます。
天体望遠鏡で眺めた土星の環の様子
土星の環は、実はたくさんの細かいチリが集まっていて、それを遠くから眺めるので板の様に見えています。
土星と地球の位置が毎年少しずつ変わるため、この環の見え方は毎年少しずつ変わってきます。今年は、この写真位ですが、この環の傾きはだんだん小さくなり、数年後には、真横から見るため、ほとんど見えなくなってしまいます。
環の無い土星を観れるのは、10数年に一度なので、それはそれで楽しみですね。
撮影データ
GINJI-200+UVIR フィルター+ASI294MC
SharpCaptureで撮影。Registaxでスタック画像処理
木星
木星はこれからが旬です。シマシマと4つのガリレオ衛星(木星の月ですね。)は、小さな望遠鏡でも眺めることができますが、夕凪の大きな望遠鏡で観ると、シマシマの微妙な変化や大赤飯と呼ばれる木星の台風?も確認できます。
見える方向
2022年10月20時頃の木星は、丁度東南東の方向に見えます。高度は、土星とほぼ同じ40度くらいです。この方向でひときわ明るく輝いているので、すぐにわかります。
天体望遠鏡で眺めた木星の様子
木星のシマシマが良く見えています。少しわかりづらいですが右のほうに小さな点々が見えますが、これがガリレオ衛星です。
小さな天体望遠鏡や双眼鏡でもガリレオ衛星は確認できますよ。
GINJI-200+UVIR フィルター+ASI294MC
SharpCaptureで撮影。Registaxでスタック画像処理
アンドロメダ銀河
アンドロメダ大銀の写真です。一度はこんな感じの写真をご覧になったことがあるのではないでしょうか?
私たちの地球があるのは、天の川銀河と呼ばれます。自ら光り輝く恒星が約2000億も集まった星の大集団です。宇宙には、そんな銀河と呼ばれる星の大集団が数千億あると考えられています。
その中で、私たち天の川銀河のおとなりさんが「アンドロメダ銀河」です。お隣といっても、光のスピードで250万年かかる遥か彼方にあります。
撮影データ
FC100DL 、笠井トレーディング0.6X レデューサー、LPR-Nフィルター、ASI294MC
ステラショット2で、120秒X55枚撮影。DSSでスタック。GIMPで画像処理。
M33(メシエ33)
メシエさんが観測した33番目の星雲・星団・銀河です。これも私たちの天の川銀河のおとなりさん銀河です。
撮影データ
FC100DL 、笠井トレーディング0.6X レデューサー、LPR-Nフィルター、ASI294MC
ステラショット2で、120秒X55枚撮影。DSSでスタック。GIMPで画像処理。
二重星団
ペルセウス座に存在する二重星団の写真です。二重星団とは2つの散開星団が接近して存在しているためこの名前ですで呼ばれています。散開星団とは、その名の通り星が一か所に散らばっているようにみえるものなのですが、このように二つの散開星団が寄り添っているのは大変珍しいです。この星団は、肉眼でも存在がわかるほど明るいです。
二重星団はカシオペア座とペルセウス座のほぼ中央に位置していて、空の暗いところでその付近を肉眼で眺めると、ボンヤリした雲のようなものが見えます。双眼鏡があれば、星が視野一杯に広がってため息が出るほど美しい眺めです。全天でも屈指の美しさです。天体望遠鏡では、まさにこの写真のようにながめることができて、いつまで見ていても飽きません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今年の秋は、有名な惑星、星雲・星団がてんこ盛りでいろいろと楽しむことができます。
九十九里星空の宿夕凪の天体観測体験は、ご宿泊者様に色々な天体を無料でご紹介しています。見れる天体は日時とともに異なりますので、詳細はお問い合わせください。