夏の星雲 白鳥座網状星雲 (NGC6992, NGC6960)
網状星雲とは?
網状星雲は、はくちょう座にある散光星雲です。 網状星雲は大きく東西の2つの部分に分かれていて、写真に撮ると星雲の明るい部分が、平仮名の「い」の形のように写ります。 写真には、星雲の淡い部分も写っていますが、星雲の右側と左側に着目すると、 星雲がやや右に傾いた「い」の形をしていますね!全体的に網の目になっているため、網状星雲と呼ばれます。
撮影データ
望遠鏡:Askar FMA-180Pro
カメラ:SVBONY SV605CC
フィルター:SV220(ナローバンドフィルター)
マウント:Star Adventurer GTi
網状星雲の左側 NGC6992
『い』の字の左側の星雲には、NGC6992という番号がついています。ここをズームした写真です。見事にあみあみの雰囲気を捉えられました
望遠鏡:Askar FR400
フィルター:SVBONY SV220
カメラ:SVBONY SV605CC(冷却:-5C)
撮影アプリ:NINA 画像処理:PixInsight
更に大きな望遠鏡で、クローズアップしてみました。
望遠鏡:GS-200RC (D=20cm, f=1,200mm) with 笠井レデューサー 0.8倍
フィルター:CBPフィルター
カメラ:SV605CC
網状星雲の右側 NGC6960
望遠鏡:BKP-130
フィルター:CBPフィルター
カメラ:SVBONY SV605CC
撮影アプリ:NINA、画像処理:PixInsight
オーナー様の素晴らしい作品に刺激を受け、SV605CC(中古)の購入を検討しています。
このカメラは、2024年以前に販売された機種には、「横縞ノイズ」発生の問題があったようですが、最近、ノイズ対策済みのバージョンが出たようです。
お忙しいとは思いますがいくつかご教示くだされば幸いです。
・オーナー様所有のSV605CCの購入時期
・ダークフレーム、ライトフレームでの「横縞ノイズ」発現状況
年の瀬に突然の問い合わせ、お許しください(*´▽`*)
返信遅れてすみません。
SV605CCカメラですが、とてもコスパが良いですよ。
私のカメラは、バンディングノイズ(横縞ノイズ)対策前のカメラでしたが、無償でアップグレードしてくれました。購入時期は、昨年末頃ですが、対策されたのは、今年に入ってからと思います。
対策後のカメラですが、残念ながらノイズはゼロとはいきませんでした。ただ、最近ZWQのASI585MC Pro を使い始めたのですが、こちらのカメラも同様のノイズはあります。SV605CCに比べると少しは良いようですが、、、
SV605CCを利用される場合のコツとしては、無理な冷却はしないことです。冷却パワーが高い状態ですとノイズが増えますので、私は、夏場は、0~5度。冬場は、-5度位としています。また、ゲインを上げるとノイズは減ります。今はゲイン200位で露光時間120秒で撮影しています。ZWOの533MCPに比べると半額近いお値段で買えちゃいますので、多少は我慢かなと思います。